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投稿日 2025年01月21日
はじめに
Cursorエディタをインストールする際、誤って「codeコマンドをインストール」にチェックを入れてしまい、既存のVS Codeのcodeコマンドと競合してしまうことがあります。この記事では、VS Codeはそのままに、Cursorが追加したcodeコマンドだけを安全に削除する方法を解説します。
環境
- Windows 11
- Visual Studio Code インストール済み
- Cursor エディタ インストール済み
問題
Cursorのインストール時に「codeコマンドをインストール」オプションを選択すると、以下の問題が発生します:
- VS CodeとCursorの両方がcodeコマンドを提供
- ターミナルでcodeコマンドを実行した際の動作が不安定
- 意図しないエディタが起動する可能性
解決方法
1. codeコマンドの場所を特定
PowerShellで以下のコマンドを実行して、現在のcodeコマンドの場所を確認します:
Get-Command code -All | Format-List Source
出力例:
Source : c:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\cursor\resources\app\bin\code.cmd
Source : c:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\cursor\resources\app\bin\code
Source : C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\Microsoft VS Code\bin\code.cmd
Source : C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\Microsoft VS Code\bin\code
2. Cursorのcodeコマンドファイルを確認
以下のコマンドで、Cursorが追加したcodeコマンドファイルの存在を確認します:
ls "c:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\cursor\resources\app\bin\code*"
出力例:
    ディレクトリ: C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\cursor\resources\app\bin
Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
-a----        2025/01/03     17:24           2031 code
-a----        2025/01/03     17:24            172 code.cmd
3. Cursorのcodeコマンドを削除
確認できたファイルを削除します:
Remove-Item "c:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\cursor\resources\app\bin\code.cmd"
Remove-Item "c:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\cursor\resources\app\bin\code"
4. 削除の確認
再度Get-Commandを実行して、VS Codeのcodeコマンドのみが残っていることを確認します:
Get-Command code -All | Format-List Source
注意点
- 必ずコマンドの場所を確認してから削除を実行してください
- VS Codeのcodeコマンド(Microsoft VS Code\bin内)は削除しないように注意
- Cursor本体は削除せず、codeコマンドのみを削除する方法です
まとめ
この方法により、Cursorエディタ本体はそのままに、VS Codeのcodeコマンドとの競合を解消することができます。今後Cursorをインストールする際は、「codeコマンドをインストール」のオプションに注意しましょう。
 
                    
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